「東京マラソン」で激突 ケニア勢が狙うケタ違いの賞金額

公開日: 更新日:

 女子マラソンのリオ五輪代表選考は、全レースが終わる前からかまびすしいが、メダルの可能性がほとんどない男子の方も、東京(2月28日)とびわ湖毎日(3月6日)が残っている。

 その東京マラソンに招待された外国人たちは、やたら目が血走っている。

 世界歴代2位の2時間3分13秒の記録を持つエマニュエル・ムタイ(ケニア)や2011年世界陸上銅メダルのフェイサ・リレサ(エチオピア)、14年大会優勝のディクソン・チュンバ(ケニア)ら、自己記録が2時間6分を切る強豪が5人も参戦。優勝賞金の800万円(副賞は600万円相当のBMW)を狙っているからだ。

 中でも、世界2位の時計を持つムタイは、その他にコースレコード(2時間5分42秒)の300万円に、世界記録(2時間2分57秒)更新の3000万円を視野に入れ、総額4700万円の独り占めをもくろんでいるのだ。

 あるマラソン関係者は、「デニス・キメット(ケニア)とムタイの持つ世界1、2位の時計は、14年のベルリンで出したもの。平坦で世界記録が狙いやすい超高速コースでしたが、東京は終盤の36キロすぎから佃大橋や有明中央橋など、激しいアップダウンがある。2時間2分台は厳しい」というのだが、たったの2時間で5000万円近い大金が手に入るなら、最後のきつい上り坂を考え、前半から異次元ペースで臨むかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方