2試合連続“逆方向弾” 日ハム大谷に体重増効果はっきり

公開日: 更新日:

 打った瞬間、それとわかるホームランだった。

 30日、日本ハム大谷翔平(21)が2試合連続の2号2ラン。左翼席に運んだ前夜29日の1号に続き、この日もオリックス・東明の141キロを反対方向のバックスクリーン左へ放り込んだ。

 評論家の橋本清氏がこう言った。

「3月20日のヤクルトとのオープン戦で打った一発も左翼席だった。もともとミートポイントが体に近いタイプですが、今年は昨年よりさらにボールを引き付けて打っている。スイングスピードの速さ、鋭さが増したからこそできる芸当です。大谷はオフに体重を11キロ増量し、筋肉量だけで5キロもアップした。その成果でしょう。ポイントが近ければ当然、ボールの見極めがより良くできるようになるし、コースに応じて広角に打てる。逆方向に飛ばせるということは、左手の押し込みも強くなっているということです。ウエートアップが打者・大谷にとってプラスに出ているのは間違いありません。唯一、苦手とするフォークなどの落ちる変化球への対応力も上がるでしょうから、相手投手にとってはいよいよ厄介な打者になる」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態