メダル量産狙う競泳陣 リオ前に“選手争奪戦”勃発の恐れ

公開日: 更新日:

 先の日本選手権で34人の代表が決まったリオ五輪の競泳ジャパン。複数のメダル獲得を期待される競泳陣は今後、国内外での合宿を経て本番に臨む。

 5月までに計3回、行われる国内合宿では平井伯昌監督ら日本代表首脳陣の意向で、所属先の垣根を越えた指導で選手個々のレベルアップに努める方針。男子400メートル個人メドレーでの金メダル争いが有力視される同じ21歳の瀬戸大也(早大)、萩野公介(東洋大)が合同練習を行うなど、それぞれの担当コーチが他クラブの選手を指導することになった。

 13日、都内で取材に応じた平井監督によれば、他のコーチから指導を受けることで弱点の克服などにつなげるのはもちろん、「選手は選手、コーチはコーチと固まらずにチーム一丸を目指すため」だという。

 これまでは、代表コーチであっても所属先の指導者への遠慮もあって自分の教え子以外は指導しづらかった。今回は所属や種目の壁を取り払い、チーム一体となった強化を図る。画期的なことではあるが、一方で「代表合宿では各コーチによる選手の争奪戦が勃発しそう」という声も聞こえてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議