故障根絶徹底も離脱者続出 治らないGナインの“虚弱体質”

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 今季、巨人の全選手は球団から100ページに及ぶ冊子を渡された。中身は、野球協約の順守を啓蒙する賭博防止マニュアル――ではなく、故障に関する検証、研究をまとめたものだ。

「故障者続出に泣かされてV逸した昨年の反省から、球団内に故障防止プロジェクトを立ち上げたのです。特に多かった肉離れを根絶するため、キャンプでは講座を開き、冊子も配った。ですが、一軍でその講座をやった翌日のキャンプ初日に先発ローテ候補の大竹がいきなり肉離れになってミソをつけ、開幕後も主力のコンディション不良が続出している。球団も首脳陣も頭を痛めてます」(チーム関係者)

 開幕2戦目で2打点を挙げてヒーローになった亀井が翌日に体の張りを訴えて欠場したのを皮切りに、3月30日にプロ初先発を果たした新人の桜井が直後に右ヒジの違和感で登録抹消。先カードのヤクルト戦では坂本が足の故障でスタメン落ちし、4番のギャレットも体調不良で試合前に帰宅してしまった。開幕から1カ月も経たないうちに体の張りだ、足が痛いだと言うのだから、キャンプでなにをやっていたんだ、という話だ。

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