故障根絶徹底も離脱者続出 治らないGナインの“虚弱体質”

公開日: 更新日:

 今季、巨人の全選手は球団から100ページに及ぶ冊子を渡された。中身は、野球協約の順守を啓蒙する賭博防止マニュアル――ではなく、故障に関する検証、研究をまとめたものだ。

「故障者続出に泣かされてV逸した昨年の反省から、球団内に故障防止プロジェクトを立ち上げたのです。特に多かった肉離れを根絶するため、キャンプでは講座を開き、冊子も配った。ですが、一軍でその講座をやった翌日のキャンプ初日に先発ローテ候補の大竹がいきなり肉離れになってミソをつけ、開幕後も主力のコンディション不良が続出している。球団も首脳陣も頭を痛めてます」(チーム関係者)

 開幕2戦目で2打点を挙げてヒーローになった亀井が翌日に体の張りを訴えて欠場したのを皮切りに、3月30日にプロ初先発を果たした新人の桜井が直後に右ヒジの違和感で登録抹消。先カードのヤクルト戦では坂本が足の故障でスタメン落ちし、4番のギャレットも体調不良で試合前に帰宅してしまった。開幕から1カ月も経たないうちに体の張りだ、足が痛いだと言うのだから、キャンプでなにをやっていたんだ、という話だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する