連勝に貢献も 巨人FAコンビ片岡&村田いまだ“崖っぷち”

公開日: 更新日:

「今秋のドラフトで12球団1位の可能性がある大本命の創価大・田中をもし回避した場合、日大の大型遊撃手・京田を1位指名する可能性が高まっている。遊撃には坂本がいるため、実際は助っ人が守る二塁の後釜という意味合いが強い。これから片岡はさらに肩身が狭い思いをする可能性があるのです」(球界関係者)

 お立ち台で「(坂本)勇人の代わりにボクが出続けるんで!」と叫んだ片岡に高橋監督は「なかなか出場機会がなかったけど、ここに来てスタメンが続いて、リズムを合わせてきっちりやってくれている」と目を細めたが、坂本の代役という立場は簡単には変わらない。

 巨人5年目の村田もしかりである。「ここのところ、ずっといい安打も出ているし、調子自体もいいと思う。何年もやってきて、いざ勝負というところでは頼もしい」と高橋監督は褒めちぎったが、うのみにはできない。

 打率は.289に上がっても、ギャレットが休んだ1試合を除き、開幕から7番に固定されていることが期待度を表している。

「キャンプで三塁を争った高卒2年目の岡本が二軍で3本塁打を放つなどまずまずの成績。首脳陣は村田とは守備力に差があるという評価も、現在二軍で徹底的に鍛えている。村田の成績が落ちてきたタイミングで岡本を昇格させるプランが温められているんです」(巨人二軍関係者)

 2人の厳しい立場は、ちょっとやそっとの活躍では覆らない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性