控え、ベテランが泣きを見るプロ野球「FA制度」の理不尽

公開日: 更新日:

 正直者ほど、報われない。

 昨年、広島から海外FA権を行使した木村昇吾(35)。「他球団の評価を聞いてみたい」という思いと裏腹に声をかける球団は現れず、自由契約となった。窮地に陥った木村に、春季キャンプでの入団テストという救いの手を差し伸べたのが西武だった。

 西武にとってはまさに「してやったり」だろう。ある球団OBが言う。

「FAで巨人に復帰した脇谷の穴が想像以上に大きかった。脇谷は内野ならどこでもそつなくこなせる守備力と、勝負強い打撃が売り。『代打でも守備固めでも、困ったら脇谷』という風潮があったほどです。だからといって同じタイプの木村に飛びつかなかったのは、今年36歳という年齢がネックになったからです。逆に言えば、木村を必要としている西武ですら獲得をためらうくらいだから、FA市場でも売れ残ると予想していた」

 木村の昨季の年俸は4100万円と高くはないが、テストを経ての入団なら、年俸はいくらでも安く抑えられる。路頭に迷っていた木村にも恩が売れる。その上、脇谷の穴も埋められるのだから、一石三鳥なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網