二塁手にライバル続々 巨人片岡は移籍2年で居場所なし

公開日: 更新日:

 巨人片岡治大(32)が30日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、9500万円から900万円ダウンの8600万円でサインした。FAにともない2年の複数年契約だったが、来季は1年契約だ。

 その片岡を、球団関係者が「心が折れても不思議ではない」と心配している。

 巨人はこのオフ、西武の脇谷亮太(34)とFA交渉。ロッテを退団することが決まったクルーズ(31)の獲得に乗り出す方針も固めている。2人はいずれも二塁手。脇谷の入団は決定的となっており、そこにクルーズまで加入すれば、立て続けに二塁手を補強することになる。

「片岡は物足りないと言われているようなものですよ。脇谷は自身のFAの人的補償として西武に移籍した。それを出戻りさせるのだから、片岡の方は気まずいに決まっています。球団は昨オフもDeNAに在籍した二塁手のグリエル獲得に動いた。結局、獲得には至らなかったけど、こうも二塁手ばかりが補強されると、FA組としてはつらいところ。大物評論家に『怠慢プレー』と新聞紙上で痛烈批判された時はかなり落ち込んでいたし、『カラオケで美声を披露』と書いたマスコミに『マイクを離さないタイプじゃない』と抗議したことも。明るいムードメーカーの半面、繊細な性格ですからね。もともと原前監督が片岡の西武時代の活躍を見初め、獲得に至った経緯がある。その後ろ盾ももういません」(前出の関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋