29日に復帰決定のダル 2年ぶり白星の条件は“90球決着”

公開日: 更新日:

リハビリを重ねるごとに強くなっている。(不安は)もうないですね」――。

 右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術からの復活を目指すレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が完全復活を口にした。

 5度目のリハビリ登板となった22日(日本時間23日)の2A戦は、6回を3安打無失点。87球でまとめ、首脳陣から課された「6回、90球」をクリアし、28日(日本時間29日)のパイレーツ戦でのメジャー復帰が決まった。

 22日付の地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」(電子版)によれば、ダルは球団の方針もあり、しばらくは90球限定のマウンドになる。通常、先発投手は1試合当たり100球がメドだ。再発を防ぐため、患部への負担を考慮されたものだが、この10球の差が明暗を分けそうだ。

 レンジャーズは抑え投手に不安を抱え、リリーフ陣の防御率5・43はリーグワースト。ここにきて守護神トールソン(0勝2敗、11セーブ、防御率9・20)が2戦連続でセーブに失敗し、中継ぎに降格した。代わったダイソンは20日のアストロズ戦で3セーブ目を挙げたが、2長短打を浴びて失点するなど、安定感を欠いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動