くせ者打者と執拗な待球…復帰のダルに敵球団が手ぐすね

公開日: 更新日:

「(復帰する)実感はない。冷静に落ち着いてやりたい」――。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が25日(日本時間26日)、約1年9カ月ぶりの復帰登板となる28日(同29日)のパイレーツ戦を前に心境を明かした。

 ブロケイル投手コーチの方針から、復帰後しばらくは「90球限定」となる。球団では登板間隔を通常の中4日ではなく、先発投手を1人増やして中5日で回すことも検討している。患部への負担を極力、軽減する首脳陣の配慮からだ。

 球数は少なく、登板間隔が空けば、余裕を持って次の試合のマウンドに上がれるが、そうはさせじとライバル球団は手ぐすね引いて待っている。

 チームは現在、首位マリナーズと1.5ゲーム差でア・リーグ西地区2位(25日終了時)と好調だ。そのマリナーズは打線が強力でチーム本塁打(65)、総得点ともリーグ2位。好調なマリナーズはもちろん、下位に低迷する球団も決して侮れない。各球団とも待球を徹底したり、くせ者打者が少なくないのだ。


 例えば、地区最下位に沈むアストロズ。球数制限のあるダルにとっては、この球団も難敵になる。今季、相手投手に投げさせた球数(7250)はリーグ2位。昨季の新人王コレア内野手を筆頭に、打席で粘るタイプの選手が揃い、179四球はリーグトップである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性