復帰後連勝のダル 肘痛再発防止は“速球の割合”がカギ握る

公開日: 更新日:

 メジャー移籍後のダルは直球の割合が高く、1年目の12年は47.3%、13年は38.2%に低下したものの、故障する前年の14年には53・8%に達していた。復帰初戦の前回5月28日のパイレーツ戦ではスライダー、カット、チェンジアップ、スプリットなどの持ち球を全て投じながら、直球は65.4%と多かった。

 復帰マウンドでは最速158キロをマーク。ダルは試合後「マイナーでも球速は出ていたけど、メジャーに来るまでは信じないと思っていた。しっかり出ていて、球もいっていたので良かった」と安堵の表情を見せた。この日も、自己メジャー最速タイの159キロをマークした。

 しかし、今後も直球に頼り過ぎると再び、靱帯を痛める可能性もある。

 再発を防ぐためには直球を減らし、緩急や変化球の使い方を工夫する必要がありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議