復帰後連勝のダル 肘痛再発防止は“速球の割合”がカギ握る

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 メジャー移籍後のダルは直球の割合が高く、1年目の12年は47.3%、13年は38.2%に低下したものの、故障する前年の14年には53・8%に達していた。復帰初戦の前回5月28日のパイレーツ戦ではスライダー、カット、チェンジアップ、スプリットなどの持ち球を全て投じながら、直球は65.4%と多かった。

 復帰マウンドでは最速158キロをマーク。ダルは試合後「マイナーでも球速は出ていたけど、メジャーに来るまでは信じないと思っていた。しっかり出ていて、球もいっていたので良かった」と安堵の表情を見せた。この日も、自己メジャー最速タイの159キロをマークした。

 しかし、今後も直球に頼り過ぎると再び、靱帯を痛める可能性もある。

 再発を防ぐためには直球を減らし、緩急や変化球の使い方を工夫する必要がありそうだ。

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