3戦連続決勝弾 カープ鈴木の“逸材”ぶりを名伯楽はズバリ

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 3試合連続サヨナラ本塁打はならなかった。それでも、マツダスタジアムは今日も「セイヤ劇場」だった。

 19日のオリックス戦。前日に史上10人目の2試合連続サヨナラ弾を放った広島鈴木誠也(21)が、同点の八回に左中間スタンドにブチ込んだ。3戦連続の決勝弾。同期入団の下水流と上がったお立ち台で「何で打てているかは分からないけど、チームが勝てるように必死でやっています」と喜んだ。

 東京の二松学舎大付高から入団して4年目。現在は巨人の貧打解消を託されている内田順三打撃コーチ(68)が、広島二軍監督時代のことである。キャンプでルーキーの鈴木を見ながら、うれしそうにこう話していた。

ドラフト2位のヤツなんだけど、あいつはいいよ。(高校時代は)投手だったから肩がめっぽう強いし、潜在能力は抜群。いずれはカープを背負う? そうだね。いや、日本球界を背負うくらいの選手にしないといけないと思っている。それくらいの能力はあるよ」

 巨人と広島で松井、高橋由、阿部、江藤、金本、前田智ら、そうそうたるメンバーを弟子に持つ名伯楽がここまで言う逸材なのだ。

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