広島の劇的勝利に水 コリジョンルールが野球の醍醐味奪う

公開日: 更新日:

 なんとも間の抜けた幕切れになった。

 14日の西武戦。同点で迎えた九回2死一、二塁で広島の赤松が中前にヒットを放った。快足を飛ばして本塁を狙った二塁走者の菊池がスライディングしながら捕手のタッチをかいくぐり、最後は体を反転させて右手でホームベースに触れた。

 劇的なサヨナラ勝ち――と沸きに沸くマツダスタジアムのスタンドはしかし、すぐにため息に包まれた。球審が「アウト!」の判定。締まらないのは、ここからである。緒方監督が「セーフだろ!」とベンチを飛び出して抗議すると、審判団が長いビデオ判定に入ったのだ。

 約10分も試合が中断した後、マイクを握った責任審判が今季から導入されたコリジョンルールを「適用します」と宣言。西武捕手の上本が菊池の走路をふさいだと判断して、広島のサヨナラ勝ちが決まったのである。

 10分前に殊勲打を放った赤松がベンチを飛び出し、それを追った広島ナインが歓喜の輪をつくったものの、長い中断とコリジョンルールが劇的勝利に水を差した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  2. 2

    「再始動」報道続々の中居正広氏がカムバックする日 「悪名は無名に勝る」と業界が虎視眈々のワケ

  3. 3

    萩本欽一(5)「親父はカメラ屋、母親はご飯も炊けない四国のお姫さまだった」

  4. 4

    Rソックス吉田正尚が契約1年残して今オフ“クビ”の危機…日本球界復帰いよいよ現実味

  5. 5

    山﨑賢人が「ジョン万」に起用 NHK大河出演後は“大きなリターン”が待っている

  1. 6

    エゴイストのような「人間性」がアウト? ドジャース佐々木朗希にトレード説がくすぶり続ける根拠

  2. 7

    和久田麻由子アナがフジとTBSではなく日テレを選んだワケ 今週からついに新報道番組に登場

  3. 8

    小室圭さん&眞子さんの「子供の性別」を特定したNYポストが「baby」「child」 に修正

  4. 9

    巨人・坂本勇人「二軍落ち」のXデー…代打もムリで「そのまま引退」にも現実味

  5. 10

    高市首相と麻生副総裁ついに亀裂か? 永田町がザワついた「焼き魚狂騒」の噴飯