由伸監督は周到…Gマイコラスはセ2位死守の“秘密兵器”

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 巨人のマイルズ・マイコラス(27)がやっと勝った。24日のDeNA戦に先発し、7回を2安打1失点。肩痛から復帰して5試合目の登板にして今季初勝利を挙げ、「もう少し早く勝てれば良かったんだけど……」と頭をかいた。

 DeNAに連敗していた巨人は、この日も敗れれば再び借金生活になるところだった。高橋監督は「ずっと内容は良かったし、しっかりゲームをつくってくれた」とニッコリ笑った。

 エースの菅野はこれから広島戦に優先的に投入される。昨季13勝3敗のマイコラスも首位追撃の切り札かと思いきや、こっちは「2位死守の切り札ですよ」とさるチーム関係者がこう言った。

「マイコラスは来日1年目の昨年、DeNA相手に3勝負けなし、防御率0.81のキラーだった。一方で広島は1勝2敗、同4.32と苦手。今季は5試合中3試合がDeNA戦だから、由伸監督はハナからそれを期待している。26日から首位広島との3連戦があるというのに、わざわざ間隔を詰めてこの日のカードのDeNA戦に投入したことでもそれが分かる。結果として3タテされるのを阻止した。広島追撃には期待できなくても、2位を争うDeNA戦は計算できる。狙い通りでしょう」

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