巨人田口が9勝目 “虎キラー”ぶり発揮でポレダは首筋寒く

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 巨人田口麗斗(20)がまた勝った。

 19日の阪神戦に先発し、5回106球を投げ3失点。五回に同点2ランを浴びたものの、その裏に阿部が勝ち越し2ランを放り込み、勝ち投手の権利が転がり込んだ。田口は「ムダな球が多く、球数が増えてしまった」と反省したものの、自身6連勝で9勝6敗。防御率はリーグ3位の2.48だ。巨人では開幕からただひとりローテを守り、7勝のエース菅野より勝ち星は多い。

 この高卒3年目左腕、虎にめっぽう強い。9勝のうち4勝が阪神からのものだ。

 昨季は助っ人左腕のポレダがこの役目、つまり阪神キラーだった。8勝中5勝を虎から稼ぎ、契約を延長。が、今季は左肩痛で4月に離脱したまま、いまだ一軍に戻ってきていない。

「昨年のポレダは8勝8敗ながら、宿敵・阪神に強いことが評価され、6300万円から1億6000万円に年俸は大幅アップした。しかも、高橋監督、尾花投手コーチには守護神構想まであって、信頼度は高かった。マジメな性格も契約延長の要因だったけど、ジャイアンツ球場でノンビリ調整しているし、肩が痛いんじゃしょうがない。同じ左腕の虎キラーがいるなら、働かない高額助っ人は用済みでしょう。そこへいくと、田口は異様な雰囲気の敵地・甲子園でも2勝を挙げている。そんな精神面の強さも高橋監督好みなんです」(チーム関係者)

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