広島したたかドラフト戦略 涼介と誠也の活躍にハム地団駄

公開日: 更新日:

 広島の屋台骨となっているのは生え抜きの若手野手たち。5年目の菊池涼介(26)、4年目の鈴木誠也(22)、3年目の田中広輔(27)、9年目の丸(27)といったイキの良い連中が攻守に躍動して、チームを牽引している。

 そんな若手野手たちの姿を、歯ぎしりしながら見ているのが日本ハムのフロントだという。

「ともにドラフト2位で入団した菊池と鈴木誠也は、日ハムが狙っていた選手だと聞きました」と、さる日本ハムOBがこう続ける。

「菊池は大学の日本代表合宿に参加しながら、メンバー落ち。狙い目の選手だっただけに、担当は密着マークして他球団の動向まで探っていたといいます。鈴木は二松学舎大付高時代、投手でしたが、身体能力が高く野手として高く評価していた。二松学舎大付のグラウンドは千葉の柏にある。二軍の合宿所の鎌ケ谷とさほど離れていないこともあって、それだけ確度の高い情報も入っていたそうです。菊池も鈴木も3位までに指名する予定で、それでも取れる感触があったのに、フタを開けたら、2人とも広島が2位指名した。球団内部では『ウチの情報を流すスパイがいるんじゃないか』という声まで上がったそうです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?