同じ打者にカモられ…巨人“ベンチ無策”にOBから厳しい声

公開日: 更新日:

「選手の責任だけではない。それはハッキリしていますよね」

 巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言う。

 23日からの2連戦が象徴していた。2位を争うDeNAに2連敗。負け方がまたヒドかった。

 初戦に2番の梶谷、3番のロペス、4番の筒香に計5本塁打を浴びた巨人バッテリーは、2戦目も同じ3人にそれぞれ一発を献上。梶谷には2試合で8打数4安打2本塁打3打点、ロペスには8打数4安打3本塁打5打点、筒香には8打数6安打3本塁打6打点とコテンパンにされた。村田ヘッドコーチは「2日続けてカンカラ打たれて。監督に申し訳ない。バッテリーはワシらの責任や」と怒っていたが、言われるまでもないことだ。

 3人の今季の巨人戦の成績は梶谷が打率.353、4本塁打、16打点、ロペスが・330、8本塁打、17打点、筒香が.319、7本塁打、18打点。この2試合だけではなく、要するに開幕から同じ打者にやられ続けているのである。

「だから、バッテリーだけを責めるのは間違いです。もちろん、投手がきちんとコースに投げ切れていないということもあるでしょうが、特定の打者にカモにされ続けているということは、対策に水漏れがあるのか、対策を立てているとしてもそれが徹底されていないからでしょう。これは、監督、コーチの責任です」(高橋氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    やす子「ドッキリGP」での言動が物議…“ブチ切れ”対応で露呈してしまった芸人の器量と力量

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    中央学院戦の「1安打完封負け」は全部私の責任です。選手たちにもそう伝えました

  1. 6

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

  2. 7

    タレント出身議員の“出世頭” 三原じゅん子氏の暴力団交遊疑惑と絶えない金銭トラブル

  3. 8

    巨人の正捕手争い完全決着へ…「岸田>甲斐」はデータでもハッキリ、阿部監督の起用法に変化も

  4. 9

    ドジャース大谷翔平の突き抜けた不動心 ロバーツ監督の「三振多すぎ」苦言も“完全スルー”

  5. 10

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ