優勝の涙は嬉しさだけ? 日ハム4番中田「打点王」の価値

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 優勝が決まった瞬間、目には光るものがあった。それは喜びと同時に、自分に対するふがいなさもあったのではないか。「周りの助けがあったからやってこれた」と試合後に語った日本ハムの4番・中田翔である。

 栗山監督は優勝インタビューで「レアードの本塁打、(中田)翔の打点、(西川)遥輝の足というのがチームの核になってくれた。そういう形が出たのはとてもよかった」と言った。

 今季の中田はここまでリーグトップの110打点をマークする一方で、打率.251、25本塁打はそれぞれ前年よりも数字を落としている。この日も、初回2死二塁の先制の好機に空振り三振に倒れるなど、4タコに終わった。

 得点圏打率.265は、優勝を争ったソフトバンクの4番内川(.300)、ロッテの4番デスパイネ(.325)と比較しても物足りない。それだけに球団内にはこんな声もある。

「中田が打って勝った試合もあるけれど、主に1~3番を打った選手の出塁率(大谷.416、陽.359、田中.361、西川.404)を考えれば、もっと打点を稼いでもいい。挙げた打点と同じくらいのチャンスを潰しているよ」

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