来季安泰は菅野と坂本のみ 巨人が“選手総取り換え”大号令

公開日: 更新日:

「お互い総力戦という中で、一歩、力が及ばなかった。選手は精いっぱいやってくれた。その辺は私の力のなさかなと思います」

 由伸巨人の16年シーズンが終わった。

 10日、DeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦。巨人は同点で迎えた延長十一回1死二塁のピンチで、6番手の田原誠が嶺井に左翼越え適時打を浴びてジ・エンド。勝つか引き分けでファイナルステージへ進める大一番に敗れた高橋由伸監督(41)は試合後、冒頭のように悔しさをにじませ、こう続けた。

「結果が全てだと選手には言ってきた。そこに向かって一生懸命、戦ってくれたから、結果的に私の力がなかったということになるのかなと思う」と、自分の力不足だと2度繰り返し、選手をかばった。が、球団や親会社のエラいさんたちはそうは見ていない。

 去る7月、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役主筆(90)が「やっぱりこれはね、由伸(高橋監督)の責任じゃないからな。フロントだよ。補強してない。こんなに補強せずに、今の陣容で勝てったって無理」とフロントをやり玉に挙げ、現有戦力を疑問視。「長嶋も王もボロボロになったのを引き継いだ時に負けてるじゃねえか。ボロボロを引き継いで、すぐ勝てるわけがない」と続けた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは