DeNAに3発浴び逆転負け…巨人の「捕手補強」いよいよ加速

公開日: 更新日:

 巨人のウイークポイントがいきなり露呈した。

 DeNAに逆転負けした8日のCSファーストステージ初戦。先発のマイコラスが三回に梶谷から同点弾を食らうと、1点を勝ち越した直後の六回に4番の筒香に逆転の2ランを被弾。九回からマウンドに上がった抑えの沢村も先頭のロペスに試合を決めるソロ本塁打をレフトスタンドに叩き込まれた。レギュラーシーズンでもメッタ打ちにされた天敵3人に大一番でまたも痛打された試合を振り返り、評論家の橋本清氏がこう言うのだ。

「筒香の打席は、カウント3ボール1ストライクになった。2死一塁という場面だったとはいえ、本塁打と打点の2冠を獲得した今季の筒香の状態を考えれば、四球で歩かせることを考えてもいいケースです。しかし、捕手の小林は勝負を選択したうえ、チェンジアップを投げさせた。外角にきちんと制球できる球種を要求するならまだしも、チェンジアップは最もコントロールのしにくい球です。やはり、それが甘く入ってしまいました。三回の梶谷の本塁打は、2死走者なしという一発を警戒しなくてはいけないケースで初球に長打の危険があるスライダー。九回もロペスが最も得意とする真っすぐをスタンドに運ばれた。投手の投げミスもあるとはいえ、小林の配球にも慎重さが欠けていたと言わざるを得ません。小林のリードにはかねて、『まだまだ経験が必要』という声がありましたが、大事な初戦で、その不安が出てしまいました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝