マシンを1m手前に 広島の“大谷速球対策”は効果あるのか

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 165キロを投げる投手といえば、世界中を見渡してもカブスのチャップマン(28)くらい。メジャーにいても一、二を争う大谷翔平(22)の剛速球をもってしても、空振りが取れないのはなぜか。

 16日のソフトバンク戦で大谷が投じた165キロは計3球。吉村への1球は空振りを奪ったものの、本多への2球はいずれもファウルにされたのだ。評論家の山崎裕之氏がこう言った。

「速球派の投手を攻略するには、早めにバックスイングを取り、コンパクトに振り抜くこと。シーズン中から何度も対戦しているソフトバンクの打者は速い球に慣れているし、当てるくらいはできるでしょう。ただし、大谷は丁寧に低めに投げようとしているから空振りにならないだけ。本多のファウルはどちらもバットが出やすい高さでしたから。低めに変化球を投げておき、内角高めに速球を投げれば、狙って空振りを取れます」

巨人は結果が伴わず

 球の出どころが見にくい投手は、攻略が困難だといわれる。大谷のオーソドックスな投球フォームは、打者から見てタイミングを取りやすいのではないか。165キロの速球が突然、飛んできたら鬼に金棒ではないか。

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