マシンを1m手前に 広島の“大谷速球対策”は効果あるのか

公開日: 更新日:

「確かに大谷のフォームはきれいだし、非常に理にかなったものです。球威の足りない投手にとって球の出どころが分かりづらいとか、タイミングが取りづらいというのは確かに武器になりますが、大谷くらいの球速があれば問題ないでしょう」(山崎氏)

 22日からの日本シリーズで大谷と対戦する広島は、ピッチングマシンを通常より1メートル手前に置いて練習。バントやタイミングを合わせた素振りを繰り返したが、果たして効果はあるのか。

「マシンはタイミングを取るのが難しい。打撃投手に2、3メートルほどベース寄りから投げてもらうならともかく、マシンを手前に置いたり、球速を上げたりでは、速く振ろうという意識が先行して、本来のタイミングの取り方を崩してしまう可能性がある。高速マシン相手の打撃練習で結果が伴わなかった昨シーズンの巨人がいい例ですよ」(山崎氏)

 大谷が165キロの使い方や制球を間違えない限り、広島は苦戦しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘