U-19日本を初のアジア王者に導いた内山篤監督とは何者か

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 アジアU─19選手権決勝で中東の難敵サウジアラビアをPK戦の末に破り、この世代としては日本初のアジア王者に輝いた19歳以下代表。

 この快挙に主軸選手たちは一躍、知名度アップといったところだが、誰よりも名前と顔が売れたのは、試合中にピッチサイドで大声を張り上げて選手を鼓舞し、エネルギッシュな動きで目立ちまくっていた指揮官の内山篤(57)だろう。

 静岡・清水東高から国士舘大に進み、83年に日本リーグ1部(当時)のヤマハ(現磐田)に入団した。身長167センチ、体重60キロながら運動量豊富なボランチとして、87-88年シーズンの優勝に貢献し、日本代表にも選ばれた(通算2試合)。

 引退後、07年シーズン途中から磐田監督に就いたが、16位に終わった08年シーズンオフに解任。年代別代表のコーチなどを務め、15年から現U─19代表監督に就任し、今選手権で10年ぶりにU─20W杯出場権を獲得。「6試合無失点」で初アジア王者に彩りを添えた。

「小柄、太め、頭髪やや寂しげ……とオジサン然としたビジュアルが特徴的ですが、その素顔は熱血漢監督です。今選手権でも、ベンチ前に仁王立ちして『シュートで終われぇ~!』『足を止めるなぁ~!』と怒鳴り散らしていた。ゴールが決まれば大喜びし、選手がミスを犯せば頭を抱えて悔しがる。『試合中に興奮してしまって何を言っているのか、まったく分からない時がある』と内山監督の能力に疑問符をつけるサッカー関係者もいますが、熱い人であるのは間違いない」(マスコミ関係者)

 U─20W杯は来年5月に韓国で開催される。当然、内山監督はW杯本大会で采配を振るつもりでいるが、度が過ぎる直情径行タイプなだけに「監督交代の可能性もある」(サッカー記者)といわれているが……。

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