驚異の増額…巨人・菅野「1億円増」に含まれる2つの料金

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「いろいろなもの」が含まれる。巨人菅野智之(27)が昨28日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1億円増の年俸2億3000万円でサインした。

 今季は防御率2.01、189奪三振で最優秀防御率と最多奪三振の2冠を獲得。9勝(6敗)と2ケタ勝利には届かなかったものの、「しっかり評価してもらった。ただ、2年連続で優勝できなかったのは責任を感じている」と話した。

 驚異の増額である。昨年は10勝11敗、防御率1.91、126奪三振の成績で2200万円アップ。タイトルはひとつも取れなかった。今回の評価について菅野は「タイトルを取ったことが一番。イニング数(183回3分の1)、三振数、クオリティースタートであったりとか。年々、成績が上がっていると言ってもらった」とは言うものの、成績だけを比較すれば、昨季と大差はないようにも見える。「数字以外の部分が大きいのです」と、さるチーム関係者がこう言う。

「開幕から内海、マイコラス、大竹寛といった実績のある投手たちが不振や故障で、揃って二軍生活の体たらく。先発が駒不足の中、4月から中5日などフル回転したのが菅野だった。春先からエースを無理遣いすることには、首脳陣の中にも反対の声があった。それでも本人は文句も言わず、“馬車馬”のように投げた。打線の援護が少なかっただけに、孤軍奮闘した評価です」

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