合宿で実戦練習ゼロ 侍Jは小久保監督をどう“操縦するべき

公開日: 更新日:

 小久保監督が指摘するように、貧打解消へ向けて「個々の状態を上げていく」必要はもちろんある。

 しかし、打線はしょせん水物だ。本番までに各打者の状態が上がったとしても、相手投手にベストの投球をされたら、代表メンバーといえどもそうそう打てるものではない。仮にも日本代表に選ばれた連中だ。小久保監督に言われなくても、状態を上げる努力は選手個々がするだろう。ならば首脳陣がすべきは相手投手にベストの投球をされたとき、安打を重ねたくてもできないときの対処ではないか。

「少ない安打でどうやって点を取るか。首脳陣はそのための練習を徹底してやらせるべきです」と評論家の黒江透修氏がこう言った。

「例えば1死一、二塁などと状況を設定、実際に走者をつけた上でケース打撃をさせる。インコースの球でもおっつけて逆方向への進塁打を徹底させるとか、実戦に即した練習は必要ですよ。選ばれた選手ですから実力があるのは当然でも、いつもとは違うメンバーの中で、いつもとは違う役割を求められるケースもあるわけですから。首脳陣には他球団からの選手を預かっているという遠慮もあるのでしょうが、選手には短期決戦で勝つために確率の高い野球をやらせてしかるべきです。本番では対戦チームのエース格が、目の色を変えて投げてきます。必ずしも打って点が取れるわけではありません。選手任せにするのではなく、実戦形式の練習をさせて個々の状況判断を磨くべきだと思いますね」

 代表合宿は終了、本番まで残された実戦は4試合しかない。その中で日本代表ははたして、「勝つ確率の高い野球」を身に付けられるのかどうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  2. 2

    《芸能界ってなぜ『在日』を隠すの?》…中村ゆりさんがルーツを胸に「負けん気」を貫いた44年の生涯

  3. 3

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  4. 4

    元小結・常幸龍貴之さんは土俵付きレストランの店長に「序の口デビュー27連勝」の記録持つ

  5. 5

    「恫喝暴行&中絶強要」報道のソフトバンク村上泰斗(19) 素質だけなら山本由伸クラスだったのに…

  1. 6

    “女性芸能人”を斡旋? また炎上中…timelesz篠塚大輝の繰り返す失言と秀才キャラの崩壊がもたらす影響

  2. 7

    原菜乃華がWEST.重岡大毅"デキ婚"発表で「深刻なもらい事故」…ヒロイン競争は“ライバル”出口夏希が王手

  3. 8

    「ちょっと一発かまそうよ」 城島健司の発案で結果的に他球団の選手には“申し訳ないこと”をした

  4. 9

    中森明菜が完全復活 結果的に長期休養がその価値を上げたが、応えられるだけの資質を持っていた

  5. 10

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた