WBCで6番起用どころか…ハム中田“スタメン落ち”の正念場

公開日: 更新日:

「状態? そうですね……60%くらいですかね」

 中田翔日本ハム)について、渋い表情でこう言ったのは侍ジャパンの稲葉打撃コーチだ。

「しっくりきている部分が少ないし、練習でも打ち損じがある。(WBC初戦キューバ戦の)3月7日までに100%にしてくれると信じている」

 強化合宿2日目(24日)の特打でも、なかなか快音が聞かれない。バットを振り回しながら「ウオー!」と、大声を上げてイライラを募らせ、松田(ソフトバンク)らになだめられる場面もあった。練習後は取材に応じなかったほどだから、状態が上がってこないのだろう。

 オフはハワイで自主トレを行い、キャンプ中は夜間練習も含めて精力的にバットを振り込んだことで左手首に痛みが出た。08年に骨折した箇所で、普段から疲労が蓄積すると左手首に影響が出ることもあるという。そのことでキャンプ中に練習量を落としたことが悪かったのか。

 小久保監督はこの日、25日に行われるソフトバンクとの強化試合のスタメンについて、4番筒香(DeNA)、5番中田と発表。本番までの実戦5試合すべてに筒香を4番起用することを明言した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは