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権藤博野球評論家

1938年12月2日、佐賀県鳥栖市生まれ。鳥栖高からブリヂストンタイヤを経て61年に中日入り。1年目に35勝19敗、防御率1.70という驚異的な成績を挙げ、最多勝や沢村賞などタイトルを総ナメに。連投に連投を重ねる姿に「権藤、権藤、雨、権藤」の流行語が生まれた。68年に現役引退後は各球団の投手コーチを歴任。横浜で初の監督に就任した98年にはいきなりペナントを制し、38年ぶりの日本一に導いた。

侍J権藤博投手コーチ「WBCは8年前と明らかに変わった」

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 そして迎えた今回の第4回大会である。まさか自分が日本代表のユニホームを着て、このWBCを戦うことになるとは思っていなかったが、各国の大会への向き合い方は、さらに変わってきたと実感している。

 ここまで日本が戦ってきたキューバ、オーストラリア、中国、オランダ、イスラエルは凄まじい圧力を持って立ち向かってきた。

 米国で行われたC組、メキシコで行われたD組の1次ラウンドも劇的な試合の連続だ。C組、D組の1次ラウンド計13試合で実に7試合が逆転による決着。2点差以内の接戦も6試合を数えた。8年前とは選手が発するオーラが明らかに違っている。

 日本はロサンゼルスで行われる決勝トーナメントへの進出を決めた。現時点でまだ、相手は決まっていない。プエルトリコ、ドミニカ共和国、米国、ベネズエラのどこが勝ち上がってきても、厳しい戦いになるだろう。特にメジャーリーガーが並ぶ打線はどこも強力だ。

 相手に不足なし。そんな心境で米国に降り立った。

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