巨人とハムで思惑一致 復帰の高木と斎藤佑にトレード情報

公開日: 更新日:

 巨人は22日、野球賭博問題で昨年3月にNPBから1年間の失格処分を受けていた元巨人の高木京介(27)をチームに復帰させる意向を示した。

 処分が明けたこの日、高木京から復帰申請書を受け取ったことを明かした球団は、23日にも熊崎コミッショナーに提出する予定とした。受理されれば、育成契約を結ぶ方針という。森田清司総務本部長は「自分の犯したことを悔やんで深く反省していること。1年間の失格はプロ野球選手にとって非常に重い処分。そういう意味で社会的制裁も受けている。球団としてもコミッショナーに復帰をお願いしたいということです」と話した。

 高木京は昨年3月22日に処分を受け、巨人から契約解除された。その後は復帰を目指し、練習を続けていた。同本部長は「(高木京と)定期的に会って話しているので、どのように取り組んでいるかは把握している」と言うが、問題は再契約したその先。果たしてずっと面倒を見る気があるのかどうか、である。さる球界関係者がこう言う。

■実力主義の日ハムが興味

「巨人は巨人で渡辺球団顧問をはじめとした3人の首脳のクビを飛ばした野球賭博問題をいつまでも蒸し返されたくないのが本音。そこでトレードが浮上するのです。育成選手でも制度上は問題ない。スネに傷があろうが、実力主義の日本ハムが高木京の現状を把握していて興味を持っている。交換要員はあの斎藤佑樹が挙げられます。昨季0勝。先発ローテ入りを目指して二軍で奮闘しているが、立場はジリ貧の構想外。ただ、巨人の評価は意外にも高い。元ハンカチ王子としての一定の人気、高い知名度の評価です。高木京は15年までの4年間で139試合に投げて6勝0敗。1年間のブランクこそあるが先発もリリーフもできる実力派です。一方、今でも人気面だけはアテにできる斎藤はうってつけの交換要員といえるのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する