背番号1で出直し ハム首脳陣温める「斎藤佑再生プラン」

公開日: 更新日:

 文字通り「1から出直し」となる。

 日本ハム斎藤佑樹(28)が来季から背番号を「18」から「1」に変更する。「1」は今季まで陽岱鋼(29)がつけていたが、巨人へFA移籍することが決まり、空き番号に。

 斎藤の「キャリアハイ」は早稲田実業で夏の甲子園を制覇した06年。高校2年からつけ続けたエース番号に「戻す」ことは“原点回帰”“現状打破”の意味が込められているんだとか。

 6年目の今季は11試合に登板したものの、3年ぶりの未勝利。栗山監督から与えられたチャンスを生かせず、二軍暮らしが続いた。そんな中、出版社社長から高級車ポルシェやマンションなどの利益供与を受けていたことが週刊誌に報じられて泣きっ面に蜂。落ちるところまで落ちた斎藤だが、栗山監督以下の首脳陣は来季に向けた「再生プラン」を温めているという。

 ある日本ハムOBがこう言った。

「1イニング限定の中継ぎ起用だと聞いています。斎藤の最大の武器は“汚いストレート”。回転が不規則でぐちゃぐちゃなため、140キロそこそこの速球が打者の手元で微妙に沈む。そのため芯でとらえたと思っても、わずかにボールの上っ面をたたいて内野ゴロになるケースが多いというのです。独特なストレートを軸にした投球を徹底すれば、活路を見いだせるんじゃないかということ。スピードがない分、慣れてくると対応されるので先発は難しいですが、バッターが1巡しない1イニングであれば可能性はあります」

 斎藤はようやく尻に火がついたのか、今オフのV旅行を辞退。昨オフの自主トレはプロ入り後初めてハワイで行ったが、今オフは二軍施設のある千葉県でトレーニングに励むそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?