ヤンキース田中に援軍 昇格の日系人捕手は“日本語使い”

公開日: 更新日:

 名門球団に“日本人”バッテリーが誕生する。

 田中将大(28)のヤンキースに日系人捕手のカイル・ヒガシオカ(26)が昇格。8日(日本時間9日)に右上腕二頭筋の張りで故障者リスト(DL)入りした正捕手ゲーリー・サンチェス(24)に代わって初のメジャー登録である。

 昨季の田中は、サンチェスとのバッテリー防御率1.94と相性抜群だった。強肩強打の正妻の離脱は田中にとって痛手になりかねないが、ヒガシオカが穴を埋める働きを見せる可能性もある。

 ヒガシオカは招待選手として参加した昨春のキャンプ中、クラブハウスで田中と通訳を交えて会話して以来、日本語の習得に励んだ。「いずれは日本語をマスターしたいと思っていた」そうで、今ではカタコトながら話せるようになったという。

 田中と通訳に教わり、大半の野球用語は理解している。真っすぐや変化球の球種はもちろん「ナイカク、ガイカク、タカメ、ヒクメ」とコースの使い分けもばっちりだ。

 田中にとってマウンドで日本語でコミュニケーションを図れるのはプラスだ。捕手の言うことが理解できず、言葉が通じないストレスから解放され、投球に集中しやすい環境を得られる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動