メジャー日本人投手揃って被弾 制球ミス招く米球場の特性

公開日: 更新日:

 メジャーの日本人先発右腕が今季初戦で揃って被弾した。

 4日(日本時間5日)はドジャース前田健太(28)がパドレス戦、マリナーズ・岩隈久志(35)がアストロズ戦に今季初登板。前田は5回を6安打(1本塁打)3失点、岩隈は6回を4安打(2本塁打)2失点で、共に初黒星を喫した。これで開幕投手を務めたヤンキース田中将大(28)、レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)も含め、今季初戦は揃って一発を浴びたことが原因、あるいはきっかけとなって白星を逃した。

「投げる球がなかった」とスプリットに頼り、単調な投球に陥った田中は言うまでもなく、ダルも前田も制球ミスから手痛い一発を許した。ダルはツーシームが真ん中に入り、前田はチェンジアップが高めに浮いたところを捉えられた。いずれも明らかな失投である。

 パワーヒッターが目白押しのメジャーで、好投手でも一発を浴びるのは珍しくない。サイ・ヤング賞右腕のシャーザー(ナショナルズ)は昨季20勝しながら、31本も打たれている。要は肝心な場面で制球ミスをするかどうかが明暗を分けているのだ。今季の日本人投手はいずれも手痛いミスが命取りになったが、本塁打のなかには外的要因に左右されるケースもある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 3

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  4. 4

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  5. 5

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  1. 6

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 7

    小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと

  3. 8

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 9

    「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図

  5. 10

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み