早くも軽快な動き 稀勢の里に立ち塞がる白鵬の“分厚い壁”

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 久々の土俵で、軽快な動きを披露した。

 17日から春巡業に合流した横綱白鵬(32)。20日は復帰後、初めて幕内稽古に参加し、先場所で土をつけられた正代を圧倒した。

 白鵬は先場所、右足の負傷で5日目から休場。場所後はモンゴルに帰国し、治療とトレーニングに励んでいた。最後に賜杯を手にしたのは昨年の5月場所。それ以降は頻繁にケガに悩まされるなど、横綱昇進後、自身最長の5場所連続V逸だ。

 とはいえ、稀勢の里(30)にとっては無視できない「壁」でもある。待望の和製横綱の話題で角界は持ちきりだが、全てが稀勢の里を「4横綱で一番強い」と認めたわけではない。

 連覇を成し遂げた1、3月場所で横綱戦はたったの3回。1月場所は白鵬を破ったものの、3月場所では日馬富士に負けて負傷。鶴竜にはケガで力を発揮できないまま敗れた。彼ら先輩横綱を蹴散らさない限り、本当の意味での「新旧の世代交代」とは言えまい。

 白鵬はモンゴル人横綱の象徴的存在。稀勢の里は互いに万全の状態で「平成の大横綱」を倒した時こそ、本当の意味で角界の頂点に立ったことになる。このままでは「3横綱が落ち目になったから……」という空気は変わらないだろう。

「(正代とは)春場所の件もあったから。息も上がらなかったよ」

 と豪語した白鵬。5月場所では両者のぶつかり合いが見られるか。

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