オリックス赤間がプロ初勝利 「防御率54・00」からの逆襲

公開日: 更新日:

 オリックスがサヨナラ勝ちで連敗を4でストップ。この日、4安打目となる右前打で勝負を決めたヒーローの駿太以上に笑顔だったのが、2年目の右腕投手、赤間謙(26)だった。

 延長十一回に7番手として今季初登板。2イニングを無失点に抑え、「先輩たちがつないでくれた。ボクもゼロでという強い気持ちでいった」とうれしいプロ初勝利が転がり込んできた。

 鷺宮製作所からドラフト9位で入団した新人年の昨年は、開幕一軍キップを手にしたものの、いきなりプロの洗礼を浴びた。中継ぎとして巡ってきたプロ初登板で押し出しを含む4四死球で4失点と炎上し、2度目のマウンドも4失点。防御率54・00となってそのまま二軍行きを命じられた。

 それでも、3カ月後に再び一軍に這い上がり、リリーフとして活躍。9月のプロ初先発では1回KOされたが、24試合登板で防御率3・09と安定感を取り戻すなど、投球と同様の粘り強い性格が持ち味だ。

「チームでつかんだ勝利。貢献できてうれしい」

 最後まで笑顔が絶えなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ