オリ打線また沈黙…ドラ1右腕・山岡“無援地獄”の後遺症

公開日: 更新日:

 この日も援護がなかった。オリックスドラフト1位右腕、山岡泰輔(21=東京ガス)が30日のソフトバンク戦で6回無失点の好投。1点のリードを守ってマウンドを降りたものの、リリーフ陣が打たれ、またもプロ初勝利を逃した。

「なんとか粘ったけど、毎回ランナーを出した。反省しなければ」とは、本人の弁だが、ここまで3試合に先発して防御率は2・25。12球団3位のチーム打率.266を誇る打線が、なぜか山岡が投げる日には沈黙する。登板3試合での援護点はたったの2点。好投報われず、という展開が続いているのだ。

「もうちょっと援護ができたらね」と、福良監督も申し訳なさそうだった。

 無援は投手の調子を狂わす。1点もやれない、0点に抑えなければ、と余裕がなくなり、自分で自分に重圧をかけて、崩れ始める。もうちょっと援護ができれば、などと悠長なことは言っていられない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾