“ケガの功名”で変身 ダル4勝目で日本人最速MLB通算50勝

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 30歳を迎えたこともあり、今まで以上に疲労回復にも努めている。登板後は細胞組織が活性化する効果のある酸素カプセルへ。もともと、コンディショニングへの意識は高かったとはいえ、肘にメスを入れたことで、より自身の体への関心が高まったようなのだ。

 復帰してからのダルは謙虚さも備わったともっぱらだ。これまでは自分の考えを貫いてきたが、他人のアドバイスにもしっかりと耳を傾けている。

 実際、今季はブロケイル投手コーチに助言を求めるシーンが目立つ。肘の負担を減らすためだろう。ブルペンでは変化球の握り、リリースポイントを確認するため、同コーチと長時間、話し合うことも。

 投手として、人間として、一皮むけたとすれば、まさにケガの功名だ。

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