“ケガの功名”で変身 ダル4勝目で日本人最速MLB通算50勝

公開日: 更新日:

 渡米6年目にして、ついに大台到達である。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が16日(日本時間17日)のフィリーズ戦に登板。7回を4安打1失点、9奪三振、2四球で今季4勝目(2敗)を挙げ、メジャー通算50勝目をマークした。

 この日のダルは最速158キロの直球を軸に好打者が揃うフィリーズ打線に立ちはだかった。四回までは二塁を踏ませず、五回2死二塁のピンチも7番ラップを158キロの直球を低めに決めて見逃し三振に仕留める。変化球の制球が乱れた七回に1点を失ったが終始、安定した投球を披露。ダルの好投もあってチームは勝率5割(20勝20敗)とした。

■肘にメスで自身の体により関心が

 ダルは右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術から復帰2年目の今季、患部の負担を減らすため、調整法に工夫を凝らしている。これまでは登板2日後に行っていたブルペンでの投球練習を、中5日以上の場合は次の登板日の3日前に変更。中4日でのマウンドが続いたり、球数が100以上に達した場合は、次の試合にはあえてノースローで臨み、肩、肘の消耗には細心の注意を払っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」