水面下で有望選手と接触 メジャースカウト日本視察の実態

公開日: 更新日:

 かと思えば、ア・リーグ東地区のある強豪球団は、菊池が慕う球界OBを間に入れての接触を試みている。

 西武が菊池のメジャー挑戦を許可する条件は今季から2年連続の2ケタ勝利。大リーグ挑戦は早くて来オフなのに、水面下では早くも争奪戦を繰り広げているのだ。

「大谷に関してもかなりのウワサが飛び交ってますよ」と、ナ・リーグ東地区球団のスカウトが声を潜めてこう言った。

「今年の年明けに大リーグ機構が、全30球団に対してアリゾナキャンプでの大谷への接触を禁止した。昨年のドジャースのタンパリング疑惑が直接のきっかけですが、大谷に関してはそれ以前から疑惑が囁かれていた。昨年、日本ハムがアリゾナでキャンプをやっている最中に、ある球団の幹部が大谷と食事をしたというのです。大谷とは以前から面識がある人ですけど、話もせずに食事をするはずがありませんからね。それに大谷だけがターゲットになっているわけじゃない。メジャー球団の関係者とすでに接触したと言われている日本人野手もいます」

 中でも米国から高い飛行機代や旅費をかけて来日する関係者が、1週間近く日本にいてお目当ての選手を指をくわえて見ているだけなんてあり得ない。水面下で動き、それなりのお土産を持って帰るに決まっている――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー