尊敬するオチョアも28歳で 気になる宮里藍の「引退後」

公開日: 更新日:

 日本ツアー15勝、米ツアー9勝の宮里藍(31)が今季限りで現役を引退することを発表した。

 塩谷育代プロが「今年は日本ツアーによく出場しており、何かあるのかなと感じていました。155センチの小柄な体で大型プレーヤーばかりの米ツアーでよく頑張ってきたと思います。宮里さんの日米ゴルフ界への貢献度は大きい」とこう続ける。

「先週の中京テレビ・ブリヂストンレディス最終日の8アンダー(64)は彼女にとって、まだ現役を続けられるという自信ではなく、自分の中で区切りとなる8アンダーだったのでしょう。30歳がプロのピークといわれた私の現役時代と違って、いまは10年ぐらい早くなっています。若い選手と一緒に回る機会が増え、ゴルフの違いを目の当たりにして進退を決めたはずです。小さいころからゴルフをやってきて、いいことも、悪いこともたくさん経験して完全燃焼したんだと思います」

 高校3年生の時にツアー優勝し、プロに転向。不人気だった女子ツアーを“藍ちゃんブーム”で大いに盛り上げた。

 2005年には第1回W杯女子ゴルフに日本代表として出場して優勝。翌06年から米ツアーに主戦場を移して、20歳からずっと戦ってきた。「夢はメジャー優勝」と言い続けて、世界ランク首位に立ったこともある。しかし悲願を達成できずに現役を引退することになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘