ワーストタイ7失点KOのダル 3年ぶり球宴「白紙」ピンチも

公開日: 更新日:

 前半戦終了間際になって息切れか。レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が4日(日本時間5日)のレッドソックス戦に登板し、4回3分の1を1本塁打含む11安打7失点。今季初めて5回を持たずにKOされた。7失点は昨年9月17日のアスレチックス戦以来で、メジャー自己ワーストタイだ。

 この日のダルは変化球を低めに集める丁寧な投球も二回は味方の拙守にも足を引っ張られ、4安打で2点の先制を許す。四回にも4連打と集中打を浴び、2点を追加されると、続く五回には6番ベニンテンディに、この日3安打目となる3ランを許して交代を告げられた。ア・リーグ東地区首位を走る好調なレッドソックス打線の勢いを止められなかった。

 今季は開幕からローテーションを守り、この試合の前までで17試合(計107回)に登板し、6勝6敗、防御率3.11。15年に受けた右肘のトミー・ジョン(腱の再建)手術からの完全復活をアピール。オールスター(11日=マイアミ)は機構推薦で3年ぶりに選出され、「もちろん投げたいです」と大舞台での登板に乗り気だった。


 ダルはローテーション通りなら次は前半戦最後となる9日のエンゼルス戦に登板予定で、オールスターは中1日でのマウンドになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  2. 2

    帝釈天から始まる「TOKYOタクシー」は「男はつらいよ」ファンが歩んだ歴史をかみしめる作品

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  5. 5

    立川志らく、山里亮太、杉村太蔵が…テレビが高市首相をこぞってヨイショするイヤ~な時代

  1. 6

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  2. 7

    森七菜の出演作にハズレなし! 岡山天音「ひらやすみ」で《ダサめの美大生》好演&評価爆上がり

  3. 8

    小池都知事が定例会見で“都税収奪”にブチ切れた! 高市官邸とのバトル激化必至

  4. 9

    西武の生え抜き源田&外崎が崖っぷち…FA補強連発で「出番減少は避けられない」の見立て

  5. 10

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ