FA市場で最高評価のダル レ軍好調で放出に「待った」

公開日: 更新日:

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(30)が、21日(日本時間22日)のタイガース戦に登板。5回を1本塁打含む5安打2失点、7奪三振、4四球。5勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 ここにきて、米FOXスポーツ(電子版)が7月末のトレード期限までに移籍の可能性のある選手のランキングを発表。その中で最高の評価を受けたのが、このダルだ。

 レンジャーズは開幕直後に低迷。オフにダルがFAとなることもあって、このままチーム状態が上向かなければ、エースを放出して再建に乗り出すとみられていた。移籍先の候補にはヤンキースカブスなど、金満球団の名前が挙がっていたほどだ。

 しかし、そんな状況に劇的な変化が生じた。レンジャーズは9日のパドレス戦から、19日のタイガース戦まで10連勝。首位アストロズとは6・5ゲーム差あるものの、貯金2でア・リーグ西地区2位に浮上。ワイルドカード争いでも、首位ヤンキースに0・5ゲーム差の3位につけている(米20日現在)。あっという間にプレーオフを狙える位置まで上がってきたのだ。

 もともと地力のあるチームが調子を取り戻したとすれば、エースのダルはプレーオフ進出を狙う上で欠かせない存在。トレード候補ランキング1位は改めて存在の大きさが証明されただけで、放出はなくなるに違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手