「聞き流すだけで…」 ヤクルト山田を悩ます“助言の雨”

公開日: 更新日:

 10日の巨人戦の四回、不振に喘ぐヤクルト山田哲人(24)が先制の2ランを放った。が、逆転負けで連敗が8に伸びたこの試合で、山田が放った安打はこの1本だけ。4打数1安打で打率は.224、いまだリーグのワーストに沈んだままである。

 2年連続トリプルスリーの主砲はもちろん、復調に必死だ。試合前練習が始まる1時間以上も前に球場入りし、杉村チーフ打撃コーチと毎日のように早出練習。先月16日からは、新たなメニューも取り入れている。

 杉村コーチが言う。

「今まではティー打撃だけだったけど、ティーよりもう少し距離を取ってスピードの速いボールを打つ、『ショートゲーム』も取り入れた。これで速い球はもちろん、ティーと併せてやることで変化球、特に落ちる緩いボールにも対応できるようになるんじゃないかと思ってね」

 “師弟”で懸命にもがいているのだが、それでもなかなか調子が上向かないことで、2人の間にジャマが入る。球場にやってくる評論家や解説者たちが近づいてきては、ああでもない、こうでもないとアドバイスしてくるのだ。山田が冗談交じりにこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒