自己最多15本塁打も…西武秋山が語る“ホームランの怖さ”

公開日: 更新日:

 ホームランは野球の華――白球が放物線を描いて、あるいはライナーでスタンドに突き刺さる瞬間は、野球ならではの魅力だ。

 しかし、すべての打者がホームランに憧れるわけではない。西武のリードオフマン、秋山翔吾(29)も、その一人だ。

 今季はリーグ8位の15本塁打。自身最多だった15年の14本塁打を、前半戦も終わらないうちに上回った。しかし、本人は「特に狙っているわけじゃない。体重も増えてませんよ。なんでホームランが多いのか……?」と首をかしげつつ、こう語るのだ。

「正直、ホームランに魅力を感じていない。ただ、一発の魅力に取りつかれるのが怖いんです。ホームランほどわかりやすい点の取り方はありませんからね。僕はヒットや四球で出塁することが、一番の役割だと思っている。一発に魅力を感じてしまうと、そこがおろそかになりかねない。例えば、打率も何も考えずに一発だけ狙えば、プロなら誰だってある程度は打てると思うんですよ。でも、それだと野球にならない。役割をおろそかにしてまで、一発を増やすリスクがあるのかどうか……」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも