5回6失点サヨナラ負け 巨人・山口俊がハマり始めたFA地獄

公開日: 更新日:

 巨人山口俊(29)がまた打たれた。

 9日の阪神戦で三回に中谷、五回に糸原に本塁打を浴びるなど、3イニング連続失点。9安打6失点で5回降板、6四死球の乱調だった。これで移籍後4試合の登板で1勝1敗、防御率6・43。高橋由伸監督(42)も「もうちょっと頑張ってもらわないといけない」とムッツリだったが、そういえば、山口俊と同じ横浜(現DeNA)から巨人へFA移籍した経験がある評論家の門倉健氏がこう言っていた。

「『FA入団だから活躍して当たり前』という目で見られ、どうしても力んでしまう。ましてや山口俊は肩の故障で出遅れているため、さらに焦りがあるでしょう。ボクの場合は、チャンスをもらったのになかなか勝てず、どんどんプレッシャーが大きくなり、さらに勝てない悪循環に陥りました」

 右肩痛で出遅れた山口俊は、初登板となった6月14日のソフトバンク戦こそ6回無安打の完璧な投球を見せたが、続く25日の中日戦で3失点6四球という乱調を演じると、今月2日のDeNA戦の6失点に続き、この日も2本塁打を浴びて6失点。セ・リーグとの対戦になってからは、からっきしだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々