永瀬貴規が4回戦敗退 不運な反則負けで81kg級連覇ならず
前回王者が不運なアクシデントで連覇を逃した。
柔道の世界選手権は31日、男子81キロ級を行い、前回2015年金でリオ五輪銅の永瀬貴規(23)が4回戦でダフラト・ボボノフ(ウズベキスタン)に延長で反則負け。連覇を逃し、初日から続いていたメダル獲得が途絶えた。優勝はアレクサンダー・ウィーチェルチャク(ドイツ)。日本が派遣を見送った女子63キロ級はリオ五輪銀のクラリス・アグベニェヌ(フランス)が制した。
永瀬は4回戦の序盤に足技の大内刈りを仕掛けた際、相手の脚に右脚が絡まって負傷。その後も試合を続行したが、畳に立っているのがやっとの状態で技を繰り出せない。反則負けとなる3つの指導を受けて敗れた。
▼永瀬のコメント
「相手が体をさばいたところに膝が巻き込まれ、少し変な音がした。ここまで大きな膝のケガは初めて」