好投に監督“合格点” ハム斎藤佑はクビ回避で来季も安泰

公開日: 更新日:

 百点満点の一発回答と言ってもいい。

 日本ハムの崖っぷち右腕・斎藤佑樹(29)が、27日のオリックス戦に先発。勝ち負けこそつかなかったが、オリックスのエース・金子と投手戦を繰り広げ、6回5安打2失点でマウンドを降りた。

「丁寧に、低めに集めることだけを意識して集中力を切らさないように投げました」と話した斎藤。もともとの能力を考えれば、6回2失点は上出来だろう。

 近年は毎年のように「ラストチャンス」と言いながら結果を出せず、昨年は0勝1敗。今季もわずか6試合で、1勝3敗、防御率6.75という体たらくだ。それでもこの日の好投で、クビは回避できたのか。

 ある球団OBは「回避したというよりも……」と、こう続ける。

「オフの整理要員には入っていないと聞きました。つまり、もし今日炎上していたとしても、来季は安泰だったというわけです。栗山監督は斎藤には甘いですからね。おそらく、この日の好投で、日ハムは複数球団から斎藤のトレードを申し込まれるでしょう。しかし、栗山監督がそれに応じるかどうか……」

 来季の今頃も、何度目か分からない「ラストチャンス」で投げているんだろうなあ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし