人件費はド軍の半分 WS進出アストロズ敏腕GMの“手練手管”

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 昨オフには若手の成長で出場機会が激減したヤンキース・マッキャン(33)のトレードで、今季と来季の年俸合わせて3400万ドル(約38億円)のうち、1100万ドル(約12億5000万円)を相手球団に支払わせた。

 ルーノウGMはリスク回避も巧み。14年のドラフトで1巡目指名した高校生右腕が身体検査で右肘の異常が見つかると、当初、提示した契約金650万ドル(約7億4000万円)を320万ドル(約3億6000万円)に減額。交渉は決裂したが、高校生投手は後に右肘にメスを入れた。結果的にルーノウGMの評価が正しかったことが証明された。

 渋チン球団はメジャー屈指の金満球団を倒して初の世界一を手にできるか。

■ワールドシリーズ初戦は記録づくし

 ドジャースが先勝したワールドシリーズ第1戦。ドジャース・カーショー、アストロズ・カイクルの両サイ・ヤング賞左腕同士の投げ合いとなった一戦は記録づくしとなった。両エースによる投手戦となっただけに、展開が早く、試合時間は2時間28分。1992年以降では最短を記録した。

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