PS好投で強気も…ヤンキース田中“契約破棄”しづらい理由

公開日: 更新日:

 ポストシーズンで好投した日本人右腕が強気である。

 ヤンキース田中将大(28)が21日(日本時間22日)、今オフに残りの3年の契約を破棄してFAになる権利(オプトアウト)について「契約で(権利が)あることは事実なので、それはしっかり話をして決めたいと思う」と話した。

 メジャー4年目の今季は30試合に登板して13勝12敗、防御率4.74。シーズン途中に絶不調に陥り、自己最多の35被弾と不安定な投球が目立った。一時はローテーション落ちもささやかれたが、ポストシーズンでは別人。地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズ合わせて3試合で2勝1敗、防御率0.90と好投した。

 メジャーではポストシーズンでの活躍で評価が高まるケースは珍しくない。地区Sのインディアンス戦ではシリーズの流れを変える好投を披露しただけに、田中もその気になっているのかもしれない。が、今季の投球内容、成績ともエースのそれではない。これまで投球回数は先発に求められるシーズン200イニングに達したことは一度もなく、ヤンキースも含めて、メジャーの評価が急上昇するとは考えにくいのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々