メジャーが夢 ダルや大谷のようにポスティングは使えるか

公開日: 更新日:

「最終的に大谷の意思を覆したのは、投打の二刀流の提案です。大谷は基本的にパイオニアでありたい。高校から直接、メジャーに行こうとしたのも、ドラフト1位クラスの高校生がいきなり海を渡った前例がなかったから。プロ球界初となる二刀流の試みに、大谷の気持ちはグラグラと揺れ動いたといいます」

■大谷は球団が責任を取れないレベルに

 それなら日本ハムが今回、たった5年でポスティングを容認したのはなぜか。密約がなかったとすれば、エース兼中軸打者で、人気もある看板選手をこうもやすやすと手放す理由は何か。

「大谷が想像以上の選手に成長してしまったからですよ」と言うのは別のOB氏だ。

「メジャーで昨年、新労使協定ができる前は、総額300億円という値段もついたほど。165キロの剛速球を投げ、本塁打を量産できるポテンシャルの持ち主はメジャーにもほとんどいませんからね。とにかく大谷に関しては、フロントも栗山監督以下の首脳陣も腫れ物に触るよう。仮に取り返しのつかないようなケガや故障をした場合、球団サイドが責任を取れるクラスの選手ではなくなってしまったということです。今季は右足首痛に加え、左太ももの肉離れで戦列を離れている。下半身をかばうあまり上体に負担がかかって、肩や肘を痛めたりしたら、それこそ致命傷ですからね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も