6戦で24本も ワールドS最多本塁打記録更新にMLBニンマリ

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 レギュラーシーズンの「飛ぶボール」に続き問題視された今回の「滑るボール」騒動。MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーは「公式球は規定内」との見解を崩さないが、現場の投手、コーチが「ボールが滑りやすい」と口を揃えている。それが原因で投手の失投が増え、本塁打が量産されているようなのだ。

■米国のファンが好むのは打撃戦

 今シリーズ初戦はカーショー、カイクルの両左腕が息詰まる投手戦を展開。見ごたえのある一戦となったが、注目度はイマイチだった。第1戦のテレビ視聴者数は1497万人で、昨年の1936万人を下回った。ロサンゼルス(全米2位)、ヒューストン(同4位)とも人口の多い都市を本拠地とするチーム同士の対戦にしては物足りない数字だ。

 視聴者数の減少は、今後の放映権料の下落を招きかねない。米国の多くのファンが好むのは本塁打がポンポン飛び出す打撃戦だ。「滑りやすいボール」によって大味な打ち合いが生じれば、結果としてMLBにとってプラスになる。

 ここまでダル、マエケンとも1発ずつ浴びている。MLBの事情で本塁打が出やすくなっているとしたら、投手は泣くに泣けない。

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