Jアラートで試合中断…トランプが日本シリーズに水を差す

公開日: 更新日:

 そもそも、マトモに試合ができるのか。

 28日から開催される日本シリーズ。27日の監督会議では、予告先発を導入したいソフトバンクの工藤監督に対し、DeNAのラミレス監督はこれを拒否。ちょっとした「前哨戦」が行われるも、工藤監督の希望は通らず、予告先発は採用されなかった。

 そんな中、プロ野球の興行とは思えない、物騒な決定事項が1つあった。それが全国瞬時警報システム、通称「Jアラート」だ。すでに今年に入って2度、北朝鮮がミサイルを放った8月と9月に発動されたこのJアラートが試合中に鳴った場合、その時点で試合を中断。政府が安全を確認するまで試合を再開しないことが、この日の監督会議で説明されたのだ。

 万が一の事態に備えてのことだとはいえ、その万が一が頻発する可能性が今の日本にはある。

 というのも、米国のトランプ大統領がASEAN(東南アジア諸国連合)関連の首脳会議を行うため、来月アジア諸国を歴訪するからだ。トランプ大統領は5日に来日し、6日に安倍首相と首脳会議。天皇皇后両陛下とも会見する。これに北朝鮮がどう反応するか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾