大物OB勧誘も効果なし 大谷の行き先は“二刀流プラン”次第

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 メジャーでも希少な二刀流選手の獲得を巡って、各球団とも策を講じている。

 著名なMLBリポーターであるケン・ローゼンタール氏が大リーグ情報サイト「ファンサイデッド」で明かしたところによれば、マリナーズは大谷翔平(23)との交渉役に通算630本塁打のケン・グリフィーJr(47)を起用。マリナーズの特別相談役を務める大物OBを使って大谷を口説き落とす作戦らしい。

 大谷取りに動くとみられるレイズも今年のドラフト1巡目指名、マイナーで二刀流としてプレーしたブレンダン・マッケイ(21)が交渉の場に同席。マイナーでの実体験を説明し、大谷の歓心を買うプランだという。

 他にも大谷を狙う球団は、チームをアピールするため、エースや主砲を交渉役に立てるとみられる。しかし、大物選手らのラブコールが最終的な決め手になるとは考えにくい。

 大谷にとって重要なのは何よりも各球団の二刀流プランだからだ。

「交渉の席では各球団とも当然、二刀流としての育成方針などを説明するはずですが、決め手となるのは明確な起用法になる。大谷の代理人であるネズ・バレロ氏は、投手なら年間の投球回数、打者なら打席数などを契約書に盛り込むよう要求すると思う。過去に例がないのであくまでも予想ですが、投球回数は160、打席数は150程度が目安になるでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)

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